合宿7日目です。本日はシミュレーター2回とセット教習という教習でした。それぞれの教習内容について紹介します。
シミュレーター 危険予測
3名交替でシミュレーターを動かし、危険予測を学びました。物陰から子供が飛び出してきたり、自分のタクシーから降りた乗客が発進時に目の前に飛び出してきたり、さまざまな危険パターンが組み込まれているプログラムでした。
シミュレーター酔いする方にとっては地獄の時間になると思います。ゲームをしている方はあまり酔わないと思います。
セット教習 + セット学科(コメンタリードライブ)
危険予測シミュレーターで授業を受けた3名で教習車に乗り込みました。こちらも交替で路上を運転し、運転者は危険予測したことなどを声に出しながら運転しました。イギリスで開発されたコメンタリードライブと呼ばれるもので、事故防止に効果があるそうです。以下がその特徴と意義です。
- 危険予測の強化:「右側から子供が飛び出してくる可能性があるので減速します」など、潜在的な危険を事前に言語化することで意識的な安全運転を促進します。
- 状況認識の向上:「前方信号が黄色に変わりました」「右側にバス停があり乗客が待っています」など、常に周囲の状況を言葉にすることで注意力が高まります。
- 判断プロセスの明確化:「前車が急ブレーキをかけたので、安全な車間距離を保ちます」など、運転中の意思決定を説明することで合理的な判断力が養われます。
- 指導者による評価:教官が運転者の状況認識や判断の適切さを評価し、改善点を指摘できます。
- 自己省察の促進:自分の運転を客観的に見つめ直す習慣がつきます。
2種免許の教習では、このコメンタリードライブが重要な訓練として位置づけられており、乗客の安全を守るプロドライバーとしての意識と技術を高めるために実施されます。
コメンタリードライブ 動画
教習後は、それぞれに気をつけたほうがよかった部分を教官が伝えてくれました。全員、確認は念入りに行なっていましたので、その点を褒めていただきました。心の中でコメントするだけでも、集中した運転に繋がることを教えていただきました。
シミュレーター 夜間運転
2名で夜間運転のシミュレーターを動かしました。ご一緒した方がシミュレーター酔いする方でしたので、講義時間を長めに取ってもらい、シミュレーター操作は少なくて済みました。
私は「眩惑」と「蒸発現象」のパターンを操作し、「眩惑」で人を跳ねてしまいました。まったく見えませんでした。止まれないことを学ぶためですので、非常に勉強になりました。
さて教習は明日ですべて完了します。検定コースを地図で確認しても土地勘がないので全く分かりません。指示通りにコースを走り、気をつけた運転を心がけるだけです。