東京・御茶ノ水駅から徒歩数分。街の喧騒を抜けると、突然あらわれる静かな空間――それが湯島聖堂です。
湯島聖堂は、江戸時代に徳川五代将軍・綱吉によって創建された孔子廟で、日本の儒学教育の中心として発展しました。敷地内に足を踏み入れると、黒塗りの荘厳な建物「大成殿」が目に飛び込んできます。その重厚な佇まいは、まるで時が止まったかのような静けさを漂わせていました。

境内には合格祈願の絵馬がずらりと並んでいます。近くには大きな孔子像もあり、歴史や学問に興味がなくても、その存在感には思わず見入ってしまうほど。
訪れた日は晴天で、木々の緑と黒塗りの建物とのコントラストが美しく、写真映えも抜群でした。境内は無料で散策できるため、御茶ノ水や神保町エリアの散歩コースにもぴったりです。

学問の神様にご挨拶をし、少し背筋が伸びるような気持ちで帰路につきました。受験生や資格試験に挑む方、静かに心を整えたい方にぜひおすすめしたい場所です。